台風
先日の台風19号上陸による被害にあった方々に、謹んでお悔やみ申し上げます。
今回の台風では、行田市にも避難指示が出されました。しかしながら、ペットを飼ってるお宅では避難することに踏み切れなかったというお話を聞きました。
いつ起こるか分からない自然災害に備えるために、以前お話した「同行避難」について再度お伝えしようと思います。
☆なぜ同行避難しなきゃいけないの?
災害が起こり避難する際、家に置いていかれたり、途中で迷子になってしまったりと、飼い主さんと離れ離れになってしまい、放浪するペットが多く生まれてしまいました。
一度はぐれてしまうと再会は困難。必ずペットと一緒に避難してください。
☆そもそも『同行避難』って何?
同行避難とは、災害時に飼い主がペットを連れて一緒に避難することで、避難所でペットと一緒に過ごせるかどうかは、各自治体や避難所の判断に任されています。
似ている言葉で『同伴避難』があります。
同伴避難とは、ペットと一緒に避難し、なおかつ避難所で一緒に過ごすことです。
人とペットの同居を意味するのは『同伴避難』のみなんです!
もちろん、飼い主さんにとっては、『同伴避難』のほうが理想的ですよね。
しかし『災害時におけるペットの救護ガイドライン』で推奨されているのは、『同行避難』のほうなのです。
もしもの時の為に!
☆気をつけること
1 ケージに入れられるようにしておいてください。
2 水や餌など、最低一週間分は持ち出せるように備蓄を!!
3 熱中症に注意!
4 避難所でも基本的には飼い主さんが面倒を見ること
5 避難所によって受け入れ体制が違います。あらかじめ自治体や避難所運営者に同伴可能か確認を!!
6 家にペットを置いてきてしまった!様子を見に行こう!!災害にあってしまった!!!なんてことも十二分にありえます。なるべく同行避難をしてください。
☆避難時のポイント
まずは……
災害時はペットもパニックになることがあります。咬まれないように気を付けて、いつも通りの言葉をかけるなどしてペットを落ち着かせてあげてください。
犬⋯リードをつけ、首輪が緩んでないかを確かめ、しっかり持ちます。
小型犬はリードをつけた上でキャリーバックなどに入れるのもOK!
猫⋯キャリーバックやケージに入れます。
扉があかないようにガムテープなどで固定しましょう。
☆今出来ること
ペットの受け入れが断られる理由は、ワクチン接種をしていない、吠えてしまう……など普段のしつけや準備などでクリアできるものばかりです。
災害発生に備え自治体に受け入れの体制や条件を確認しておけば、安心ですね。
☆ペットの備蓄品
避難所ではペットの備蓄品がない場合もあります。
救援物資もしばらく到着しないことも考えられます。
特に薬や療法食は命に関わる場合がありますよね?
必ず準備しておいてください。
~備蓄品リスト~
【 優先順位1】命や健康に関わるもの
〇療法食、薬⋯余裕を持って
〇フード、水⋯できれば7日以上
〇予備の食器、リード(伸びないもの)
〇ガムテープ⋯多用途に使えます
【 優先順位2】飼い主や動物の情報
〇動物の写真⋯迷子になった時に。
ケータイに入れておくのもgood
〇動物の飼育記録⋯かかりつけ病院やワクチン接種記録など。
一時預かりの際にスムーズに情報が伝えられます。
【 優先順位3】ペット用品
〇トイレ用品⋯ペットシーツやうんち袋など。猫ちゃんは使い慣れた砂など
〇タオル、ブラシ
〇おもちゃ
〇洗濯ネット⋯猫ちゃんの保定に使います
突然の災害時、大切なペットとあなたを守るのは他でもない〝 今の〟あなたです。
備えあれば憂いなし。何が起こるか分からないなら、何が起こっても大丈夫、と言えるように準備してみるのはどうでしょうか?
ペットの同伴ができるかどうかはその避難所によって違うので、事前に市の方へと問い合わせしていただければと思います。